2017/05/11
船越隧道・新船越隧道
湘南田浦ニュータウンの概略図。尾根を挟みつに別れている。
まずは坂本谷戸地区の方から。田浦沢踏切が入り口になっている。
1999年横須賀市街の建設会社が住宅開発の許可を取得し,住民は退去した。住宅地図で確認したところ,変電所裏地区に25戸,坂本谷戸地区に42戸の住宅があった。しかし開発計画は何らかの理由で頓挫した。
同区画の坂本谷戸地区は“ホタルの里”に指定されており,環境問題や住民の反対運動などがあったのだろうか。
急傾斜地崩壊危険区域
その後,退去された住宅は現在に至るまで放置され荒廃の一途を辿っている。住宅は解体される予定となっているが,両地区とも入口に道幅の狭い踏切があり,地区内も隘路で自動車が通行できず重機を入れるのは困難である。2013年には愛鷹三光商事が同区画に開発許可を取得し,再びニュータウンを造成する計画が浮かび上がったが,この計画も結局2015年に頓挫し,計画を“(仮称)湘南田浦メガソーラー事業”に変更した。12メガワットの発電が見込め,発電した電気は東京電力に売却するという。2015年夏に造成を開始し,2018年の稼働を目指す(タウンニュース 2015)ということだが,2017年5月11日現地に赴いた際は特に計画が進められている気配は見られなかった。
次はもう一方の湘南田浦ニュータウンへ
田浦変電所
変電所の裏に廃屋が広がっている
鉄道が交差する地点