限られた予算、スペースの中で駅をデザインすると云う厳しい条件下で、この駅は誕生した。
大江戸線飯田橋駅は渡辺誠氏のデザインした駅。何も知らず偶然この大江戸線飯田橋駅に遭遇した方がものすごく羨ましいです。僕はネットで知りました。
2002年日本建築学会賞を受賞した大江戸線飯田橋駅を紹介していきます。
IMG_3188
では早速大江戸線飯田橋駅に入って行きましょう。
大江戸線飯田橋駅は出入口が3つあるのですが、断然C3から入るのをおすすめします。
ただ、C3は一番立地的に目立たない出入口なので、偶然このC3出入口を使ったという方尠いのでは。
これがC3出入口。もうこの時点で地下鉄の駅としてはお腹いっぱいだけど、こんなの全然まだまだ序の口もいいところ。
IMG_3164
これは樹木をイメージした換気塔で、実際の入口は案外普通だ。
IMG_3166
では入口に入っていきます。
階段の手すりはこういう細かい部分まで凝っている。
IMG_3159
どんどん下って行くと改札につきます。
別の出入り口からだと、此の様に不規則に配置された照明を見ることができます。
IMG_3155
そして改札を通ると、大江戸線飯田橋駅の目玉である「ウェブフレーム」が眼前に姿を現す。
この迫力、ヤバすぎる。
IMG_3168
エスカレーターで下っていく。頭上にはウェブフレームが張り巡らされており、日常からは隔絶された異空間を体験している気持ちになる。
IMG_3170
IMG_3172
このウェブフレームはコンピューターによりランダムに構築されている。これは世界でもここが初めてだという。
IMG_3174
エスカレーターを降りたけど、これをもう一度体験したかったのでこの後また昇って降りました。
IMG_3176
一直線に伸びるエスカレーターとは対照的なウェブフレーム
IMG_3178
更に下っていきます。天井の部分がすごいですね。
IMG_3180
IMG_3182
エスカレーターを下りきると、湾曲した通路がお出迎え。
IMG_3183
この通路、ウェブフレームとは打って変わって全く殺風景だが、無機質の美を引き出せていると思う。
実際に来ればわかるが、ここの通路は地下鉄駅にしてはかなり広い空間となっている。
IMG_3192
CIMG1707
目まぐるしく変化する為、長い距離でも全く飽きること無く駅のホームに到着した。
天井は高くとられている。本当はここ、天井にライトが当たっている筈なのだが、節電なのかライトが総て点いていない。
IMG_3188
ホームはこんな感じ
IMG_3212
IMG_3214
IMG_3200
逆側の通路にも行ってみよう。
IMG_3194
IMG_3210
IMG_3197
IMG_3204
手を抜くこと無く、両側のエスカレーターにウェブフレームが設置してある。
IMG_3208
IMG_3206
渡辺誠氏のインタビューなども出ているので、興味の有る方は是非一読してみてください。。
都営地下鉄大江戸線 飯田橋駅 渡辺 誠/アーキテクツ オフィス
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/JDNREPORT/stationdesign/iidabashi/
TOTO COM-ET:淵上正幸のアーキテクト訪問記 / 渡辺誠氏をスキャンする / 様々な分野の作品